会長の手紙 2026.10

道の駅萩往還を運営する一般社団法人萩物産協会の会員(正会員・準会員)の皆様に、毎月の精算書と一緒にお届けしているお手紙は、ユーモアあふれる日常の話題から萩全体の課題への真面目な考察まで、毎月ジャンルを問わない多岐にわたる話題で隠れファンもたくさんいるとかいないとか。

会員皆様宛の手紙とは別に、毎月の給与明細とともに道の駅萩往還のスタッフ全員に渡している手紙もあります。そんな会長・篠原からの手紙を道の駅萩往還&萩物産協会の記録として未来に残すため、公式ホームページでシリーズとして毎月掲載いたします。ぜひご一読ください。

※「会長の手紙」における発言内容は、会長・篠原の個人的な意見です。
※表現の一部に不適切な点が含まれる可能性がありますが、著者の意図を尊重し、原文のまま掲載しております。

萩物産協会 会員皆様宛

一般社団法人 萩物産協会会員 皆様

令和8年10月
一般社団法人 萩物産協会
会長 篠原 充

最期の牙城

拝啓 錦秋の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 先日、故郷宇部で、同級生2人と酒を飲みました。うち1人は高校中退後渡米し、帰国してから親が経営していた小さな飲食店を次々に拡大して成功した飲食界の「レジェンド」です。数年前に全ての事業をM&Aで売却し(コロナ直前という絶妙なタイミング・売却額○▲億円)、先日まで大型ヨットで地中海のマルタ島で長期間、遊んでいたそうです。

 そんな彼と、酒の席で意見が真っ二つに分かれました。ひとつは「経営者はトイレ掃除をしてはならない。」です。これは言い換えれば、「経営者は経営に専念すべき」ということです。経済学者のドラッカー氏が、著書「マネジメント」で提唱し、ユニクロの柳井会長(宇部ご出身)が実践されたことで有名ですね。

 私は、時として公衆トイレの掃除をします。経営者が掃除をすると従業員が気を遣う?いいえ。もしかすると私が辛そうにしていたら気を遣うかもしれませんが、晴れやかに掃除をしていると、安心して他の仕事を頑張ってくれます。
 なにより私は、体は掃除をしていますが、その間、「頭の中」では経営の事を考えています。

 こんなことでも議論になりました。同級生曰く「弱い企業が、より強い企業に淘汰されることは自然であり、そのほうが働く人や社会にとって幸せである」そうです。萩でもその傾向が顕著です。市外の資本のスーパーで買い物をし、着る服はファストファッション。外食もファストフード店。働くところもそうした場所。このままでは、日本全体、いや地球全体がひとつの巨大なショッピングモールになるのでしょうか。

 近年、私が萩で大好きだった町中華や寿司店、焼き鳥店などが閉店されました。私は大手に対抗する「地方の文化・個性」、「地方らしさ」を象徴する最期の砦のひとつが「道の駅」だと信じて、日々頑張っています。

                           敬具

道の駅萩往還 スタッフ宛

道の駅萩往還 従業員 各位

令和8年9月
一般社団法人 萩物産協会
会長 篠原 充

失敗

 先月の上旬から、毎週土曜日、長門の青果市場で買い付けを始めました。朝6時過ぎに道の駅Pに集合して、長門に6:30ごろ到着。下見をして7:00からセリ開始です。私と農産物関連のスタッフ1名で、今週の岡村さんでひと回りしました。品物が多い日、少ない日、高い日、安い日それぞれありましたが、私を含めて市場に行った経験は、まだ「多くて数回」です。

 さて、これまで市場で仕入れたもので「良く売れたもの」と「全く売れなかったもの」があります。(+まあまあ売れたもの)
 全く売れないと、当然「売れ残り」ます。売れ残りは、万引きと同じで、当駅のような零細事業者にとって、深刻なダメージになります。〜では、どうすれば良いか。

 先ず、この世に売れる物だけを仕入れる「天才」は絶対にいません。誰でも必ず失敗があります。挑戦した結果の「失敗」は、ええじゃないですか。
 原価、もしくは「原価割れ」で、新鮮なうちにとっとと換金しましょう。

 商売は「やってみんとわからん事」だらけです。

 失敗は、一度で失敗とわかるもの(即中止)と、何回か失敗しても、辛抱強く続けていくことによって、成功につながる失敗があります。例えば、今当駅農産物直売所では、シキビ以外の墓や仏壇用の生花は全く売れません。売れないから置きません。しかし、ファーマーズマーケットやつつじでは、良く売れています。実際「道の駅萩往還に行っても、生花はロクな物を置いてない」と思われています。

 なので、コツコツと生花を置いてみようと思います。1年は辛抱してみようと思います。それでもダメなら失敗。中止します。私たちは青果市場に行き初めて、まだ1カ月しか経っていません。

今月もありがとうございました。

※本文はAIを全く使用していません。