駅長の手紙 2024.4
道の駅萩往還を運営する一般社団法人萩物産協会の会員(正会員・準会員)の皆様に、毎月の精算書と一緒にお届けしている「駅長の手紙」。
ユーモアあふれる日常の話題から萩全体の課題への真面目な考察まで、毎月ジャンルを問わない多岐にわたる話題で隠れファンもたくさんいるとかいないとか。
会員皆様宛の手紙とは別に、毎月の給与明細とともに道の駅萩往還のスタッフ全員に渡している手紙もあります。こちらも日々の業務の中で生まれた気づきと、道の駅萩往還の理念を伝える駅長からのメッセージ。つまりは、道の駅萩往還の歴史そのものです。
そんな駅長の手紙を道の駅萩往還の記録として未来に残すため、公式ホームページでシリーズとして毎月掲載いたします。ぜひご一読ください。
※「駅長の手紙」における発言内容は、駅長・篠原の個人的な意見です。
※表現の一部に不適切な点が含まれる可能性がありますが、著者の意図を尊重し、原文のまま掲載しております。
萩物産協会 会員皆様宛
一般社団法人 萩物産協会会員 皆様
令和6年4月
道の駅萩往還 駅長:篠原 充
ちゃんとしょーや!
拝啓 桜花爛漫の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
今年も「萩・椿まつり」が開催されました。日によっては雪もちらつく観光閑散期に、大勢の観光客を呼ぶ2・3月の「萩の救世主」のようなイベントです。開催当初は、越ヶ浜の地元の方々がたいへんなご苦労をされたとお伺いしたことがありますが、その後の皆さんのご努力で、今では萩の早春の風物詩として、すっかり定着しています。
21年前。私が萩に引っ越してきたころは、椿まつりが始まると明らかに観光客が増え、働いていた某道の駅でも急に忙しくなることが実感できたものです。しかし、ここ数年、椿まつりの開催期間中にかつてほどの賑わいを感じなくなりました。
先日、住んでいる阿武町から職場へ通勤していたとき、萩・椿まつりのはずの看板が、「夏みかんまつり」になっていました。「はて?」と思い確認してみますと、鉄製の古い立て看板に、マグネットシートで日付と祭りのタイトルが上から貼り付けてあり、使いまわしができるようにしてありました。それが当日の悪天候で「椿」のシートが外れて下地の「夏みかん」が出ていたというわけです。時期はちょうど年度末の3月。あちらこちらに「工事中」の看板がありましたが、明らかにそちらのほうが立派な仕立ての看板でした。
前例踏襲の最も悪い影響は、「思考停止」になることです。「昨年同様」では一歩も前に進んでいません。右下がりになるのは当然です。常に前回の課題を修正し、時代にあった新しい企画を投入して初めて新規の顧客を獲得し、同時にそれ以上に大切な「リピーター」を生むことができます。萩には何十年も、何も変わっていない埃をかぶった観光資源が山ほどあります。それらを正しい方法で見直し、再生する必要があります。
予算がないのはわかります。ただ、やるべきことを「ちゃんとする」ことは、頭と体は使いますが、たいしてお金は使いません。街も企業も同じです。
敬具
道の駅萩往還 スタッフ宛
道の駅萩往還 従業員 各位
令和6年3月
道の駅萩往還 駅長:篠原 充
ちょっとヤバいんで、おねがいします。
あと10日ほどで、今年度が終了します。ところが、ちょっとヤバいことになっています。
先月2月が終了した時点で、開業以来、初の「赤字」になりそうです。しかもギリギリ。
当駅は、みなさんのおかげで、毎年「黒字」をずぅぅぅぅぅぅぅぅぅと!続けてきました。なので、別に今年単年度が少々の「赤字」になったところで、大勢に影響はありません。ビクともしません、が。
赤字になれば、なんといっても「気ぃ悪い!」
残りあと10日でしっかり売れば、逆転可能。
みなさん、どうぞよろしくお願いします。
一カ月、ごくろうさまでした。


