駅長の手紙 2024.8
道の駅萩往還を運営する一般社団法人萩物産協会の会員(正会員・準会員)の皆様に、毎月の精算書と一緒にお届けしている「駅長の手紙」。
ユーモアあふれる日常の話題から萩全体の課題への真面目な考察まで、毎月ジャンルを問わない多岐にわたる話題で隠れファンもたくさんいるとかいないとか。
会員皆様宛の手紙とは別に、毎月の給与明細とともに道の駅萩往還のスタッフ全員に渡している手紙もあります。こちらも日々の業務の中で生まれた気づきと、道の駅萩往還の理念を伝える駅長からのメッセージ。つまりは、道の駅萩往還の歴史そのものです。
そんな駅長の手紙を道の駅萩往還の記録として未来に残すため、公式ホームページでシリーズとして毎月掲載いたします。ぜひご一読ください。
※「駅長の手紙」における発言内容は、駅長・篠原の個人的な意見です。
※表現の一部に不適切な点が含まれる可能性がありますが、著者の意図を尊重し、原文のまま掲載しております。
萩物産協会 会員皆様宛
一般社団法人 萩物産協会会員 皆様
令和6年8月
道の駅萩往還 駅長:篠原 充
東京スカイライン
拝啓 季夏の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、コロナ禍を経て、先日ひさしぶりに4日間フルで、東京の商業施設を視察してきました。都内での移動は主に電車と地下鉄でしたが、少ない日でも1日20,000歩以上、多い日は1日30,000歩以上歩いて出来る限り、時間の許す限り視察してきました。
特に印象に残った施設をいくつか挙げると、銀座の「G SIX(ギンザ・シックス)」、渋谷「スクランブル・スクエア~ヒカリエ」、江戸時代の街並みを再現した豊洲の「千客万来」、「恵比寿ガーデンプレイス」、「東京ミッドタウン日比谷」。中目黒の隈研吾氏設計「スターバックス・リザーブ・ロースタリー」、群馬県前橋市の「道の駅まえばし赤城」、リニューアルした新宿「伊勢丹」のデパ地下などで、良い悪いは別としてたいへん参考になりました。中には「悪の巣窟」のような印象をもった施設もありましたし、インバウンドに対してフェイクな「まやかし」の施設もありましたが、しかし、そこはやはり日本の経済と文化の中心巨大都市「東京」。地方都市が束になってもかなわない「最先端の夢」がそこにありました。
私が初めて東京に行ったのは、今から40数年前の大学受験(落ちました)のとき。高層ビルといえば、新宿の高層ビル群と池袋のサンシャインくらいのものでした。現在の東京の「空を背景にした建築物の輪郭線(スカイライン)」は、発展し進化し、当時と大きく変わりました。
街を発展させるのは、そこに住み、そこで働く人々の「夢を見る力」。もちろん萩でもできます。
「夢を見る力」をもっと!
敬具
道の駅萩往還 スタッフ宛
道の駅萩往還 従業員 各位
令和6年7月
道の駅萩往還 駅長:篠原 充
序盤戦
私は12歳のときから50年来、プロ野球広島カープのファンです。野球は原則9回(イニング)で勝負します。1~3回を序盤戦、4~6回を中盤戦、7~9回を終盤戦とし、ゲームの様々な状況にあわせて作戦を練ります。
これを道の駅萩往還の1年に例えると、4~7月が序盤戦、8~11月が中盤戦。12~3月が終盤戦になります。得点のチャンス(ハイライト)は、序盤戦ではゴールデンウィーク、中盤戦は夏休み、終盤戦は暮~正月と春休み。このチャンスで得点をあげておかないと、苦しい戦いになります。
現在7月で、ちょうど序盤戦が終了する時期になります。スコアは良くも悪くないもない0対0といった感じです。中盤戦、終盤戦のチャンスに頑張って得点し、勝利を目指しましょう!
一カ月、ごくろうさまでした。


