駅長の手紙 2024.5
道の駅萩往還を運営する一般社団法人萩物産協会の会員(正会員・準会員)の皆様に、毎月の精算書と一緒にお届けしている「駅長の手紙」。
ユーモアあふれる日常の話題から萩全体の課題への真面目な考察まで、毎月ジャンルを問わない多岐にわたる話題で隠れファンもたくさんいるとかいないとか。
会員皆様宛の手紙とは別に、毎月の給与明細とともに道の駅萩往還のスタッフ全員に渡している手紙もあります。こちらも日々の業務の中で生まれた気づきと、道の駅萩往還の理念を伝える駅長からのメッセージ。つまりは、道の駅萩往還の歴史そのものです。
そんな駅長の手紙を道の駅萩往還の記録として未来に残すため、公式ホームページでシリーズとして毎月掲載いたします。ぜひご一読ください。
※「駅長の手紙」における発言内容は、駅長・篠原の個人的な意見です。
※表現の一部に不適切な点が含まれる可能性がありますが、著者の意図を尊重し、原文のまま掲載しております。
萩物産協会 会員皆様宛
一般社団法人 萩物産協会会員 皆様
令和6年5月
道の駅萩往還 駅長:篠原 充
萩焼まつり 一歩前に前進だが、じれったい
拝啓 薫風の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
コロナが5類に移行したのが昨年の5月8日。コロナ明け初となる萩焼まつりが5月の1日~5日の間開催されました。道の駅萩往還も大勢のお客様がお越しになり、久しぶりに見る売り上げ数字を残すことができました。
活況の要因は2つあったと考えます。ひとつは、萩焼まつりそのものがアップデートしたこと。これまでマンネリ化していた時代遅れのイベントを、会場コンセプトやイメージを時代に沿って一新し、萩焼の文化を幅広い顧客層まで訴求したことは、今後も含めて大きく一歩前に前進した内容でした。萩商工会議所を中心に、関係皆様のファインプレーだったと思います。
もうひとつは、やはりマスコミ。NHKをはじめとする山口県内ローカル局や中四国九州地方まで放送エリアがあるマスコミが、ニュースや季節の話題として大々的に取り上げていただいたこと。放送はイベント初日から翌日。「本日終了したイベント」ではなく、4日後まで継続していることが大きな効果を生みました。マスコミのチカラはまだまだ絶大です。
関係皆様の過去の地道な努力も実ったと思います。DMやSNSを通じて情報発信されたことは、まさに「生きた名簿」を活用された好事例です。
私は、萩市には強力なインバウントコンテンツが大きく3つあると思っています。ひとつは世界遺産関連の「萩城下~夏蜜柑」や「松陰神社」。2つ目が「萩焼」。3つ目が「食材」です。これらを柱にして、萩に数多くある古民家や旅館をリノベーションして外国人光客にとってエキゾチックな宿泊施設を提供する。食事は萩産の海産物や農畜産物。生鮮物以外にも歴史ある加工品の一級品があります。特に外国人にとって禁断の食材である「ふぐ」は最強コンテンツのひとつです。コト消費として、豊かな自然を活かしたアクティビティーツーリズムも無数に提供することができます。
じれったいのは、それらが全部バラバラ。総合マネジメントすることができれば、萩は日本有数のインバウンドローカルになれます。しなければ、観光過疎化に拍車がかかっていくだけです。
敬具
道の駅萩往還 スタッフ宛
道の駅萩往還 従業員 各位
令和6年4月
道の駅萩往還 駅長:篠原 充
ちゃんとしようぜ!
みなさんは、ちゃんとしています。
- ちゃんと時間通りに出勤・休憩・退勤している。
- ちゃんと身だしなみを整えている。(ときどき1人問題がある!?)
- ちゃんと接客をしている。
- ちゃんと電話対応している。
- ちゃんと掃除が行き届いている。
- ちゃんと仕入れ先に対応している。
- ちゃんと売り場を整えている。
- ちゃんとスタッフ同士のカヴァーを含め、役割分担ができている。
ほか、ほぼ文句のつけようがないほど、みなさんちゃんとしています。
他の道の駅を視察すると、ちゃんとしている道の駅と「おい!もうちょっと、ちゃんとしろよ!」と言いたくなる道の駅(こちらがほとんど)があります。
ちゃんとしている人の場合、気を付けたいことが、ちゃんとしていない部分が気づきにくくなることです。
自分はちゃんとしていると思ってしまうと、そこから進歩がありません。
「ちゃんとする」ことは、まだまだあります。
一カ月、ごくろうさまでした。


